日本刀を高く売る
「日本刀を売る」では、日本刀を売るときの注意点について触れました。
日本刀の売買取引には「鉄砲刀剣類登録証」が必要です。また、取引時には身分証明書(免許証や保険証など)が必要です。これは古物営業法で決められています。
今回は、日本刀をいかに高く売るか、について紹介します。
1. 日本刀の状態を確認する
日本刀は錆びやすく、こまめに手入れをしなければならない。そのため、長年放置していると錆びついていることや刃こぼれしていることがある。あまりにも錆びつきが酷いとお店によっては買取できない場合もある。しかし、状態が悪いからと処分せず、買取可能かどうかをお店に確認してみたほうがいい。
また、錆が酷いからと研ぎ師に依頼するのも気を付けたほうがいい。変に錆を落としてしますと、価値が下がることもある。慌てず落ち着いて、買取店に確認したほうがいい。
2. 日本刀の他にもないか確認する
日本刀は基本、白鞘と呼ばれる木の鞘に入っていることが多い。しかし、それ以外にも拵えがある場合があり、鍔、小柄、笄、目貫、縁頭などの刀装具が保管されていることもある。そのため、日本刀だけでなく拵えなどの刀装具の有無も確認するといい。
さらに、刀装具だけでなく鑑定書の有無も確認したほうがいい。「日本刀の鑑定書」でも説明したが、価値のある鑑定書がある場合、高額買取になることもある。刀装具・鑑定書があるだけでも査定評価が上がるため、確認したほうがいい。
3. 買取店を確認する
状態、付属品の確認ができれば買取店を決める。しかし、数ある買取店の中でどこに売ればいいのか。まずは、日本刀を専門に取り扱っているかどうかを確認するといい。
買取店には大きく二種類あり、リサイクルショップのような何でも買い取る総合買取店、ブランド専門・日本刀専門などの買取専門店がある。
日本刀は専門性が高い美術品であり、総合買取店より買取専門店に査定・買取をしてもらうほうがいい。
以上が日本刀を高く売るときの注意点です。
また、買取店によっては委託で日本刀を預かり、「日本刀のオークション」で説明した市場やオークションに代理で出品する方法があります。
メリットとしては、売却額を買取店と話し合いで決めることができ、ある程度の手数料を支払えば委託を行えます。
デメリットとしては、希望の売却額に達しなければ売ることができません。
そのため、専門家でもある買取店の話をよく聞くことが大切です。
0コメント